第209回日本内科学会北陸地方会

2009年9月6日(日)、金沢医科大学で行われた内科学会北陸地方会に行って参りました。
私の発表は「感染症」のセッションでした。演題は「結核性脊椎炎との鑑別を要した化膿性脊椎炎の一例」です。
実はこの前日、私は同じく金沢で行われた中部リウマチ学会でも発表の予定があったので、2つの演題の準備をするのが結構大変でした。指導医の先生方の強力なサポートにより何とか形にはできたのですが、やはり準備不足の感は否めず、かなり不安を残しながら当日を迎えました。さらに生来の方向音痴のおかげで、会場である金沢医科大学病院内で道に迷ってしまい、精神的余裕のないまま本番に臨みました。

さて、緊張しつつも発表自体は比較的スムーズに終えることができたのですが、本症例において結核性脊椎炎が疑われたときの治療について、様々なご意見、ご質問を頂きました。詳細は割愛しますが、本症例では抗結核薬の投与を中断しており、その理由について質問された先生方の納得のいくような答えを述べられず、自分の勉強不足を痛感いたしました。

しかし発表が終わってしまえばそんな反省もどこへやら、解放感に満ちあふれて会場を後にしました。とはいえ特に自分へのご褒美などと称して美味しいものを食べに行った、などということはないのですが、三度の飯より甘い物が好きな私は、金沢駅前のフォーラスでアイスクリームを食して帰って参りました。学会前の悪戦苦闘した日々もアイス一つで報われた気になる単純な私ですので、今後も症例発表の機会があれば、懲りずにどんどん参加させていただこうと思っています。

第一内科

小川玲奈


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