「第12回 肥満症サマーセミナーが無事終了しました」

2014年8月9日土曜日、第12回 肥満症サマーセミナーが行われました。この会は日本肥満学会が主催し、全国で1か所毎年夏に開催されています。医師、コメディカル対象に、肥満症の臨床を総合的に学ぶことができる企画です。
 

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第一内科を代表する美女二人が立て看板の近くで参加者の誘導を行いました。
今年は第一内科戸邉教授を世話人に富山市のインテックビル スカイホールで開催されました。当日は富山県の糖尿病サマーキャンプと重なってしまったこと、また台風11号による悪天候であったことなどから、参加者数が減ってしまうのではないかと大変心配されました。しかし、富山県、県医師会、県看護協会、県栄養士会、CDEの会、第一内科同窓会など多くの皆さんのご協力もあり、当日は126名の方にご参加いただきました。盛会となったこと、ご参加いただいた方、声かけに協力いただいた皆様には深く感謝いたします。
 

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受付の準備もばっちりで、思わず笑顔がこぼれます。
戸邉教授による開会の辞に引き続き、午前の部は桐生大学の井上修二先生と川崎病院の中村正先生の座長で講義が行われました。「肥満症総論、診断基準、専門医・生活習慣病改善指導士制度」について新山手病院の宮崎滋先生、「食事療法」について南砺市民病院の手丸理恵先生、「運動療法」について本ブログの筆者薄井勲、「薬物療法」について富山県立中央病院の臼田里香先生、「外科治療」について滋賀医科大学の山本寛先生、「小児肥満」について日本大学の岡田知雄先生の順に講義いただきました。
 

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第一内科OBの手丸先生。明快な講義にこの日一番の質問が集まりました。
 

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会場はほぼ満席になりました。みなさん真剣に聴講していました。
ランチョンセミナーを挟んで、午後の部は戸邉教授の講義から再開です。「知らないうちに太ってしまうのはなぜ??健康的に痩せるためのヒント?」というタイトルで、「太りやすい体質」、「腹八分目」、「別腹」など臨床的なキーワードを倹約遺伝子やレプチン抵抗性など、科学的な切り口で分かり易く講義していただいきました。
 

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世話人である戸邉教授の特別講義です。
そのあと、ワークショップ1として午前の部で集めた質問に対するQ&Aコーナーがありました。9名のコメンテーターが檀上にあがり、参加者からの質問に答えました。戸邉教授と県栄養士会の西田秀子会長の適格な進行もあり、大変盛り上がりました。
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肥満学会の重鎮6名と地元医師3名が質問にお答えしました。
そして最後のプログラムはワークショップ2として肥満症の症例検討を行いました。この時間は武田薬品さまのスポンサードワークショップでした。司会は前出の宮崎滋先生と千葉大学の横手幸太郎先生にお願いし、症例提示は薄井が行いました。メタボ型の男性症例と高度肥満の女性症例を提示し、専門家の先生から多くの解説やコメントをいただきました。症例検討は今回の富山のセミナーで初めて行われたプログラムでしたが、大変好評であったため、来年からも引き続き行われることになったそうです。
 

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症例提示のスライド作成は、医局の若手医師に協力してもらいました。
中嶋歩先生ありがとう。
最後に戸邉教授の閉会の辞で一日がかりのセミナーが閉会しました。
会に受講者として参加いただいた方、当日スタッフで入っていただいた方、声掛けに協力いただいた方、多くの関係者の皆様に再度感謝申し上げます。
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