専門医養成支援センターNo2. 滋賀医科大学放射線科研修報告

「滋賀医科大学放射線科での研修プログラムを終えて」
第1内科に入局し呼吸器を専攻して3年目になり、後期研修育成プログラムの一環として、画像診断コースを希望し、2009年4月1日から6月30日までの3ヶ月間、滋賀医科大学放射線科にお世話になりました。
滋賀医科大学放射線科は、教授の村田先生をはじめとして、放射線部教授の高橋先生
、講師の新田先生など胸部画像診断を専門とする指導医がおり、その他の領域においても指導医が充実しており、コメディカルとの関係も強く、大変活気のある科でした。
放射線科での研修医の主な仕事には、検査の手伝い(主にルート確保や副作用確認など)、画像診断などがあり、後期研修医においては、検査条件の設定(CTやMRI検査など)、各種検査の実施(超音波診断、胃透視、血管造影)も行っていました。
私は滋賀に画像診断を勉強しにきたという理由もあって、放射線科を選択した研修医より多くの時間を画像診断に頂きました。具体的には1週間10コマのうち、画像診断に6コマ、検査の手伝いに4コマを担当しました。画像診断では、当日撮影した患者の画像がコンピューター上に送られてくるため、その中で読影したい症例を選択し、まずは自分自身で読影、コメント記載後に保存すると、指導医の確認が入り、変更があれば要確認画像として、自身に変更された結果が返ってくるシステムになっていました。基本的あるいは重要な間違いがあった際には、指導医から直接教えて頂くこともありました。滋賀医科大学その1.JPG
その他、1週間の何度かは午前あるいは午後の終盤に高橋先生からその時間帯に読影した画像を中心に教えて頂いたり、毎日夕方に行われるカンファレンスで珍しい症例や典型症例などを皆で閲覧し意見を交わすなどの機会があり、大変勉強になりました。

滋賀医科大学その2.JPG
ただ、教えられるだけでなく、周りにある沢山の医学書や文献を参考に自分で考えることも、力を付けていく上で重要富山に戻り、画像所見を読影しきれてはいませんが、以前よりも自信がつき、画像の面白さが理解できるようになったと思います。

滋賀医科大学その3.JPG

 

 


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