2019年11月に三週の間、関節超音波検査の研修のため北海道内科リウマチ科病院へ国内留学しました。
北海道におけるリウマチ・膠原病診療の中核病院として北海道全域から患者を受け入れており、関節超音波検査の普及のため積極的に活動をしていることで有名です。今回は実際の患者様の御協力のもと、4名の臨床検査技師の皆様より御指導いただきました。皆様とも機器操作から撮像・読影に至るまで素早く、そして描出された画像の丁寧さ・分かりやすさに感銘を受けました。研修を経たことで技術は上達しましたが、学ぶべきことは多いものだと改めて気付かされ、身の引き締まる思いです。
また、もう1点感じたのは、新しいことに積極的に取り組もうとする気風があるということでした。オリジナルの定量評価法や企業と共同開発した検査結果記録ソフトウェアを導入しており、3D画像活用法の研究やディープラーニングを利用した診断に関する研究も進められているとのことです。日常の業務に忙殺されがちな自分たちにとって、見習うべき姿勢であると考えます。
今回の留学で得たことを少しでも患者様に還元できるよう、これからも努力していく所存です。