2009年9月30日から10月2日までの3日間オーストリア、ウイーンで行われた第45回EASDの総会に戸辺一之教授、岩田実先生、福島泰男先生とともに、それぞれが、ポスター演題を持って参加しました。
自分は、戸辺教授、岩田ゲノムチーフリーダーの御指導のもと、2型糖尿病と遺伝子多型の関係に関し発表しました。自分の発表は4人の中でも最初で、ガチガチで発表したのですが、自分のセッションが大幅に参加人数が多く、時間が短くしか取れないことに気がつかず、6-8分の想定で話していたら、3分ぐらいたったところで、司会者に「結論に行って。」と言われた時は、ショックでした。高校野球の地方大会で0-10のコールド負けを食らった気分でした。質問は、隣の発表とどう違うのと言われ、「隣の発表チェックしてなーい」、ということで 「 、、、、、、、、 」無言になってしまい、大変ほろ苦い発表でした。
福島先生は、僕の発表が参考になったらしく、隣の発表完璧に読破、さらに、質問では、隣の演者とディベートに発展し、戸辺先生が、さながら、元楽天の野村監督のように指示を耳打ちして、見事、
論破してしまい、司会者に「ドクターフクシマ アンド チームトヤマ」と言われ、チームで賛辞をいただきました。岩田先生は、CPRインデックスという画期的な新しいインスリン分泌の指標とその有用性に関し発表され、今後、皆さんが用いられる時も来るのかなと感じました。
合間にウイーンをトラムで回りました。いろいろ、福島先生と積もる話?をしながら、トラムに乗っていたら、どこにいるのかわからんくなり、あとで、どこに迷い込んだのかわかるように、写真を一枚撮りました。
たぶん、リングから離れた、北西のあたりの住宅街。このまま、乗ってたらやばいってことで、歩きました。反対方向、とりあえず、太陽を見ながら、東へ向かいました。
そのあと、またトラムで、地下鉄のU2か何かの駅の看板が見えて、僕らの遭難劇は終了しました。このとき、二人は発表終わってましたので、木曜日、このまま、遭難しよっか、、、などと、馬鹿なことを言っておりました。
下は、前日9月29日火曜日朝、といっても、日本は午後3時ぐらいスタートのザルツブルグ弾丸ツアーのウェストバーンホフ(片仮名でしか書けないところが、少し悲しい)の特急列車の写真。乗り過ごすとドイツまでいけちゃう素敵な列車です。家族、1歳、から、86歳まで、おりましたが、無事21時に帰ってきました。(日本時間で午前4時ぐらい。)
ザルツブルグのモーツアルトの生家です。
行きはオーストリア航空で御一緒させていただいた、東京女子医大糖尿病センター 花井豪先生、島根大学第一内科 守田美和先生にも大変お世話になりました。自分の父がとなりで、スプーンか何かを探していた時に、自分の分をすっと差し出していただき、なかなかできそうでできないことをあっさりやられてしまう、素敵な方でした。自分の発表を見ていただいたり、先生方の発表も拝見させていただき、不勉強な自分も腎症に関する興味を持った3日間でした。(おいおい3日だけか、、)
来年もまたオーランドADAに行きたいと思ったと同時に、お知り合いになった先生方とも、また逢える気がしています。臨床の大切さと同時に、それを発表することで、
違う景色が見えることにも気付かされました。このような機会を与えていただいた富山大学第一内科に感謝すると同時に、いま、最前線で研修中の先生方にも、「こんな景色があるんだ」と一緒に共有したいと強く思いました。
GLP1ビクトーザのMRさんと
帰りの東京の朝日 帰りたくない
追伸
とにかく、楽しかったっす。
さらに、、、なんと。
メディカルトリビューンの香港のクリスチーナ‐ロウさんから手紙が。。。
忘れていましたが、2日目かな、ポスターセッションで声かけられ、そのインタビューが11月号 英語版に掲載されました。。。
それがこれだ、、、、、、、、、1.2.3.
こんなに書いてくれてありがとう。
メディカルトリビューン11月号1面
自分の掲載されたページこの下
(ADA、EASDの特集ページ)
重い精神的な病のある方では、やはり、喫煙、肥満、高血糖の方が多いらしい。
やっぱり病は気からといったところでしょう。
それでは、来年、オーランドADAで会いましょう。
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富山大学 医学薬学教育部(博士過程)
生命・臨床医学専攻
加村 裕
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