2010年8月25日から27日まで奈良で行われた第50回臨床呼吸機能講習会に行ってきました。
講習会の存続が50年という歴史もさることながら、講習会の会場が平城京遷都1300年の奈良にあり、風情のある街並みと会場でした。あとで記載しますが能の会場で講演を聞けるなど滅多に経験できません。
まずは前日に奈良入りして、せっかくなので観光に行きました。
最初はやはりせんと君のお出迎えです
国立博物館で仏像修理100年展を開催しておりましたので見学してきました。
そのあと東大寺の大仏にお参りしてきました。鹿が非常にたくさんたわむれていました。とても蒸し暑かったのでどことなく動きが緩慢でした。
夜になって受講生が3人そろったところで、JR奈良駅前の居酒屋で奈良の地酒をいただきました。
奈良産の地鶏がかみしめると味わい深かったです。長龍など地酒が充実しており、少し飲みすぎてしまいました。
一日目は朝9時30分までに受付をした後、夕方までずっと講義が続きます。COPDや間質性肺炎など大体2時間くらいずつテーマが決まっていました。
この日の夕方は特別講演でした。能楽堂セミナーと銘打ってあるとおり、能の舞台に演者の先生が立たれて講演されていました。能の舞台は直角に観客席にせり出しているんですね。
初めてみましたが、写真を撮れなくて残念です。
その後、夜遅くなりましたが「庭園」でレセプションがありました。夜になると、周りが緑にかこまれているためかとても涼しくなっていました。
200人以上おりましたが、各テーブルにはおしゃれな軽食が用意されており、実際に目の前で調理されている焼きそばのいいにおいが食欲をそそります。
日本の伝統的な笛とシンセサイザーの異色系コラボレーション演奏が行われ、とても素敵な音色でした。
二日目からは朝の集合が早くなります。JR奈良駅から会場まで直通のバスにのっていきました。1日目の質問に先生方にお答えいただいておりましたが、たくさんの質問があり、時間が超過するほどでした。
三日目にもなると受講生の方々の疲労も蓄積してきたようです。
最終日はベッドサイドフィジオロジー症例が4例ありました。14時に終わるのがとてもありがたいです。それでも、そこから富山に帰るとなると疲労感があふれてきますが。
もともとこの会が双方向性をモットーにされているのですが220人もいる会場ではなかなか質問にたちにくいです。
質問カードに記載して提出BOXに入れるという方法は大変ありがたくたくさん質問させていただきました。
最後に記念写真を撮ってもらって帰ってきました。
これで、呼吸器内科専門医試験受験のための修了証をいただくことはできましたが、
来年は生理検査基礎・応用コースを受けてみたいなと感じました
講師の先生方ありがとうございました。
岡澤成祐