中部リウマチ学会

皆さんこんにちは! 今回は、リウマチ・膠原病グループから学会への参加報告をさせていただきます。

毎年9月に開催される恒例行事、「中部リウマチ学会」。この学会は、リウマチ・膠原病医師にとっての地方会であり、新潟、石川、富山、福井、岐阜、長野、静岡、愛知、山梨、三重の10県にわたるリウマチ医・膠原病科医師の集まりです。

今回は、201094日(土)新潟市で開催され総勢5人で繰り出しました。メンバーは、多喜博文診療教授、そして私と朴木博幸先生、小川玲奈先生(済生会高岡病院内科)、初期研修医1年目の奥村麻衣子先生です。今回は5人とも発表がありました。

まず、トップバッターは私、開会式直後の朝8時半の最初の発表で、血管炎のセッション。「肥厚性硬膜炎の4例」について発表しました。いろいろ質問していただき無事終了しました。

次は多喜先生、「リウマチ患者におけるアクテムラ中止後の長期寛解例」の報告でした。生物学的製剤が広く使われるようになったものの必ずしも中止にできる患者さんが多くない中で、中止できる人がいるというのは非常に希望に満ちたものだと思いました。

次は、朴木先生で「Sweet病と全身性エリテマトーデスの併発例」の報告、世界第二例目の報告であり現在英文で投稿中の内容です。近いうちに英文医学雑誌に掲載されるものと期待しています。

次は小川先生の「脊柱起立筋主体の抗SRP抗体陽性多発性筋炎」の報告です。大学から離れたところで準備を進め、病理スライドも前々日に完成、また多喜先生のスライドチェックも直前までしていただき、何とか綺麗な形でまとまったと思います。まさにチームプレーで完成させた発表でした。

最後は、研修医一年目の奥村先生。「難聴で発症したWegener肉芽腫症の一例」です。多くの発表者が、マイクの音量を頼りに小声でプレゼンテーションする中で、さすがバンドのボーカル(現在も活躍中)とも言わんばかりの大音量でプレゼンテーションを開始。堂々としたものでした。朴木先生いわく、「あまりに声が大きかったのでマイク係の人、マイクの音量を下げたんじゃない」と、本当か嘘かわかりませんが、それぐらい堂々としたものでした。

そんなこんなで5人の発表が終了しました。その後は頑張った後のご褒美ではありませんが5人全員で多喜先生の車(エスティマハイブリッド)に乗せてもらい、岩室温泉の旅館「富士屋」へ向かいました。旅館では男女別々に広く贅沢な和室に案内され、夕食は至れり尽くせりの豪華でヘルシーな食材がずらりと並べられ、ほぼ全員完食でした。

翌朝の朝食は和食バイキング、これまた新鮮な食材が並べられ、前夜食べ過ぎたので少し抑えようと考えていた先生達も皆、知らぬ間に皿の上にふんだんに料理を載せていました。やはりバイキングでは食欲制御困難なようです。

 


image002.jpg さらにその後に部屋でケーキが振舞われました。といっても旅館のサービスではなく、前日に小川先生と奥村先生が買い物途中に見つけたケーキ屋で衝動買いしてしまったケーキがあったのです。ケーキを食べる口実がほしかったのか、すでに
3ヶ月前に過ぎた多喜先生の誕生日祝いと称して皆でハッピーバースディを歌いながら食べることになりました。

 富山への帰りはまた多喜先生の車に5人あい乗りし、途中弥彦神社に立ち寄ったりしながら、寄り道しつつ帰途に着きました。


image003.jpg 旅にトラブルはつきもの。今回の旅行にも皆いろいろトラブルがあったようです。その中で笑えるものだけ報告します。

 朴木先生:富山発の北越に乗り込み新潟へ出発したのですが、車内販売のお弁当などを楽しみにして、あえて、駅のKIOSKで何も購入しなかったそうです。しかし実際は車内販売がなく、新潟までの間空腹に耐えていたようです。

 小川先生:お土産の買いすぎのため?か、旅館のチェックアウトの際宿泊費が払えませんでした。買い物は計画的に!

 そして私、寝台列車日本海で新潟へ。午前1時頃、新津駅に止まり、駅周辺で宿泊しようかと周りを見渡すもホテルひとつなく、断念して新潟駅へタクシーで移動。駅周辺でホテル10数件を回りましたがすべて満室のため断られ、結局サウナに泊まることになりました。どうも同じ日に新潟で日本摂食・嚥下リハビリテーション学会が開かれ全国から5000名の人が集まっていたようです。ホテルは事前に押さえましょう!

 以上報告を終わります。リウマチグループ一同また次の学会目指して頑張ります。

 

篠田晃一郎


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