富山大学附属病院では被災された皆様に必要とされる医療を提供すべく継続的に医療救護班を派遣しております。私も 2011年3月28日(月)?4月1日(月)にかけて、気仙沼避難所へ医療救護班の内科医として活動してきました。私たちの派遣チームは医師2名、看護師2名、薬剤師1名、事務員1名という編成で、気仙沼で最も多くの方が避難されている総合体育館に入りました。
午前中内科外来業務、午後は回診班に加わり、夕方、感染症対策をひきつぎました。集団生活ではインフルエンザや感染性腸炎の流行に注意が必要ですので、専門家の先生にバックアップしていただきながら対策をおこないました。
被災地では自衛隊の配給をはじめ、ようやくマットレスの搬入がはじまるなど、私の行った避難所の生活環境は改善しつつありましたが、まだまだ支援が必要です。当院でも被災された皆様に必要とされる医療を提供すべく継続的に医療救護班を派遣しており、当科の医師も予定されております。しかし、今後避難が長期化した際には避難所ごとに安全な地域へ移住するなどの方法も検討する必要があると感じられました。
激務でありました。スタッフ全員が無事に任務を終えて帰還できたのがなによりでした。
岡澤成祐