2011年7月から9月にかけて静岡がんセンターで研修をしてきました。静岡がんセンターは癌診療を専門的に行うと同時に治験を含む臨床試験を積極的に行っている施設であり、得るものの大変多い3か月でした。
3か月の間常勤スタッフの先生方の診療チームに加わる形で研修させていただきました。電子カルテのオーダーや麻薬施用などの手続きの関係で本格的に診療に参加できるようになったのは7月下旬でしたが、数多くの肺癌症例に触れ治験やその他臨床試験に関するカンファレンスに参加させていただくことができました。またスタッフとして勤務している先生方の肺癌診療、臨床試験に対する熱意に触れることができたことが非常に貴重な経験であったと思われます。実地臨床に加え腫瘍性疾患の治療におけるエビデンスの構築という事ががんセンターの重要な役割の1つとなっているということを感じさせられました。
3か月の間第1内科の先生方には外来や当直など代行していただき本当にお世話になりました。またレジデント枠ではない研修生という立場であり今までにない形での研修であったにも関わらず静岡がんセンターの先生方や事務の方々には大変良くしていただきました。ありがとうございます。
猪又峰彦