先日2010年10月13日に長崎大学放射線科 准教授 がん診療センター センター長 芦澤 和人先生をお招きして「胸部単純X線写真:読影のポイントと落し穴」について講演 していただきました
まず、重要なことは胸部X線写真をみて読影に値するかどうか評価することだそうです。
健常な方でもちょっと斜めを向いただけで異常に見えることがあるそうです。そのような患者さんが不要なCTを撮られないようにする為にも、日頃から胸部X線写真の質について意識する必要があります。
さていよいよ読影です。各先生方によって順番は若干ことなりますが、基本はシステマティックに見逃しなく順番にみていくのが大事とのことでした。
「芦澤先生の」読影の順番に沿って、症例を提示していただきました。非常に多くの症例があり、時間が足りなくなってしまいましたが、学生や研修医だけでなく、日頃から診療で胸部X線をみなれている私達でも非常に勉強になりました。
非常に多くの方に聴講していただき、講演終了後には研修医の先生から質問があがるなど、大変充実した会になりました。
御講演いただきました芦澤先生、まことにありがとうございました。
第一内科ではこれからも魅力的な講師をお招きし、胸部レントゲン読影会を開催していく予定です。